子兎さんは俺様総長のお気に入り



たまにあの日のことを思い出す。







あの日がなければ、不良達に絡まれることもなかったから。







「はぁ……。」






「花森さんため息なんてついて大丈夫?」






「すみません!大丈夫です。

他のこと考えてしまって……。」






「そういう時もあるよね。

花森さん仕事の覚え早いからもう少しお願いしてもいい?」






今は他のことを考えるのやめよう。


あれは本当にたまたまの出来事だから。



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