子兎さんは俺様総長のお気に入り



「ふわぁ……。」




休み時間に机で私は大きなあくびをする。





「いつも真面目に授業を聞いている子があくびなんて珍しい。どうしたの?」





「実は、昨日からバイトに入って疲れちゃった。」





「へぇ、バイトね〜。

うさぎはバイトせず家でも勉強してるのかと思った。」





私どんだけガリ勉だと思われてるんだろう?


でも、折角この高校に入学できたからできるだけ頑張ろうとは思ってる。






「なにそれ。

家ではほんとに宿題しかしてないよ?」





「え?うさぎが?

普段何してるの?」





信じられないとでも言うようにキョトンとする麻衣。

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