子兎さんは俺様総長のお気に入り



「島崎理王!やっと見つけた。

いい加減にしてよ!
どうして私の邪魔をするわけ!?」






「1言目からそれか?他にあるだろ。」






「いきなり今のアパート壊して、バイトもクビにさせられて次の物件を探す邪魔もする。

他に言うことなんかないでしょ!」






彼を探し回って屋上にいる私の怒りは収まらない。

どうしてかって、休みの間結局バイトも見つからずだった。






「だったら俺に助けを求めろよ。」






「前にも言ったけど、私はあなたのタイプじゃないしあなたの思い通りにもならないって言ったはず。」







「お前のタイプは関係なく、俺がお前を気に入ったんだ。」







なんて勝手な人なの!?
これじゃあ話が全く通じない。






「わがままで勝手な人ね。」






「なんとでもどうぞ?

俺はお前いや、うさぎを手放す気はない。」






「私がお礼を受け取らなかったからその腹いせ?

もしそうなら、お礼は元の生活を返して。」
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