子兎さんは俺様総長のお気に入り
良かった!
あの時名前聞かなかったの後悔してたから嬉しい。
「君が噂の花森うさぎちゃんだね?
1回学食で見かけたことあるよ。
俺は3年C組の本多湊だよ。」
「かっこいい…!」
見たことある!
そうだ蓮にウインクされて、その隣にいた彼が湊さんだったんだ。
「うさぎちゃんにかっこいいって言われるなんて照れるな。」
本当にちょっとだけ顔が赤くなっているのが可愛い。
湊さん私のドンピシャのタイプ。
「おい、子兎!
お前は湊見てる場合じゃねーぞ?」
「え?」
「うちの総長が明らかに不機嫌だ。
あれはもうお前が機嫌直す以外方法ねーな。」
「どうして私が!?
てか、私の名前は花森うさぎ!
子兎じゃないから、この失礼男!」
湊さんがかっこいいからかっこいいって言っただけなのに、なんで島崎理王が不機嫌なの?
しかもいい加減名前覚えて欲しい。
「あぁ!?誰が失礼男だって?
俺は佐藤大翔だ!!
お前俺との出会いバラされてーのか?」
「どうもすみませんでした。
大翔さん、あれはご内密にお願い致します。」