子兎さんは俺様総長のお気に入り


良かった!
あの時名前聞かなかったの後悔してたから嬉しい。





「君が噂の花森うさぎちゃんだね?

1回学食で見かけたことあるよ。
俺は3年C組の本多湊だよ。」





「かっこいい…!」





見たことある!
そうだ蓮にウインクされて、その隣にいた彼が湊さんだったんだ。





「うさぎちゃんにかっこいいって言われるなんて照れるな。」






本当にちょっとだけ顔が赤くなっているのが可愛い。


湊さん私のドンピシャのタイプ。





「おい、子兎!

お前は湊見てる場合じゃねーぞ?」





「え?」






「うちの総長が明らかに不機嫌だ。

あれはもうお前が機嫌直す以外方法ねーな。」






「どうして私が!?

てか、私の名前は花森うさぎ!
子兎じゃないから、この失礼男!」





湊さんがかっこいいからかっこいいって言っただけなのに、なんで島崎理王が不機嫌なの?


しかもいい加減名前覚えて欲しい。





「あぁ!?誰が失礼男だって?

俺は佐藤大翔だ!!
お前俺との出会いバラされてーのか?」





「どうもすみませんでした。
大翔さん、あれはご内密にお願い致します。」
< 65 / 70 >

この作品をシェア

pagetop