子兎さんは俺様総長のお気に入り
「ふぅ……。
理王ー?出たから入っていいよ〜!」
「じゃあ入ってくる。」
そのうちに昨日作って余っていたご飯やお味噌汁を温める。
お風呂に入ってご飯を食べて、部屋に戻って課題をやったりして寝るのが平日の私たちの過ごし方。
今日はなんとしてでも外出の許可を得なければ…!
お風呂から出てきて夕食を食べて、ひと段落ついたときにベットでゴロゴロしながらスマホをいじる理王の近くに行く。
「ねぇ……」
「あ、そういえばさ確認したいことがあるんだけど」
私の言葉を遮って急に誰かに電話かける彼に戸惑う。
───ピロリンピロリン───
「電話鳴ったから出るね」
私の携帯が鳴って、出ようとして画面を見ると一瞬で血の気が引いたのがわかった。
「へー“わがままぼっちゃん”ね」
終わった。
彼が電話をかけた相手は私。