君想い

ランチ後、くにちゃん、ひでさんと別れて

私は、りんちゃんと一緒に

次の授業へと行こうとしていた


「るい。かっこいい人知ってるじゃ~ん」


りんちゃんが、ニコニコしながら

私とくにちゃんの関係を聞いてきた。

私は、お兄ちゃん的存在と伝えると


「くにちゃんの事・・・。
 私ちょっと気になるかも!!!」


なんて、急に言いだした・・・。

びっくりしてりんちゃんを見てしまう私・・・。


くにちゃんのどこが良いの?

私にはいまひとつ理解が出来ません・・・

だって、くにちゃん、超Sだし。

いじわるで、さっきみたいに

人の事考えずに恥ずかしい事したり。


けど、いざって時には

頼りがいがあるんだけど・・・。


まぁ、りんちゃんとくにちゃんが

くっつくことはたぶんないだろうな~~。

だって、くにちゃんには

忘れられない人がいるから・・・・。


酔って家に来た時に

ポロって話した事があったっけ・・・。

たぶん、くにちゃんの片思いで、

たぶん今も好きで・・・・。


りんちゃんに、言った方がいいかなぁ?

けど、まだ気になる存在って

言っていたから大丈夫かな?

そのうち、くにちゃんの嫌な所を知って

あきらめてくれるかな?

なんてちょっと複雑な気持ちで、

りんちゃんと共に次の授業へと向かった。

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