婚約者候補は幼馴染の執事達⁈
第十二章
◯水族館の出口付近
湊斗「あー、楽しかったね」
妃那乃「うん、楽しかった」
湊斗「…少しは気分転換になった?」
妃那乃「うん。湊斗のおかげ。ありがとう」
満面の笑みで言う妃那乃。
湊斗「…妃那乃ちゃん、前にも伝えたと思うけど僕…妃那乃ちゃんの事好きだよ。お嬢様としてじゃなく、女の子として。僕だけじゃない…朔弥も響希も…妃那乃ちゃんが一番大事なんだ。でもそれはお嬢様としてだけじゃない。妃那乃ちゃんが今誰の事を想ってるか聞かなくても顔を見たらわかる。だから…」
湊斗は妃那乃の肩に手を置き妃那乃に後ろを振り向かせる。
すると朔弥が妃那乃達の方に向かって走ってくる。
湊斗が後ろから妃那乃の耳元で言う。
湊斗「…朔弥とちゃんと話して。僕、先に帰ってるから」
湊斗は妃那乃を置いて先に帰る。
朔弥「妃那乃!あれ?湊斗は?」
妃那乃「あっ…先に帰るって」
朔弥「ふーん…」
妃那乃「…そっちは?彼女ほかっといていいの?」
朔弥「彼女じゃねーよ。ただ同じクラスのやつに遊び誘われたらあの女がいたってだけだ」
妃那乃「えっ…なにそれ。はめられたってこと?」
朔弥「んー、まぁ言い方は悪いがそういうことだな」
妃那乃「ったく、あんたは…しっかりしなさいよ」(違う…こんなこと言いたいんじゃない)
朔弥「はぁ⁈何だよ、その言い方。お前には関係ないだろ!」(何言ってんだ…俺。こんな事言いたくないのに)
妃那乃「…」
朔弥「…」
妃那乃「…帰る」
朔弥「あっおい…ちょっと待てよ」
朔弥は妃那乃の手を握る
妃那乃は朔弥の手を振り払おうとする
妃那乃「離して」
朔弥「…離さない」
朔弥はそう言って後ろから妃那乃を抱きしめる。
泣くのを堪える妃那乃の体は震えてる
朔弥の腕に妃那乃の涙がこぼれ落ちる
朔弥「…お前…泣いてんの?」
妃那乃「…泣いてない」
朔弥は妃那乃の体を自分の方に向かせる。
朔弥「…泣いてんじゃん。…俺のせい?ごめんな?」
そう言って朔弥は優しく妃那乃の涙を指で拭う。
朔弥「…俺さ、バカだから…お前が何で泣いてるかわからないし…お前と面向かえば言い合いばかりになるし…さっきだって本当はあんな事言いたくなかったのに…」
妃那乃「…違う!…朔弥のせいじゃない。私があんな事言わなければ…ごめんなさい」
朔弥「もういいって。仲直りしようぜ」
朔弥はそう言って妃那乃の頭を撫でる。
辺りは薄暗くなっており夕日が海に沈もうとしてる頃だった。
朔弥「…帰るか」
朔弥が帰ろうとした時、妃那乃が朔弥の服の袖を引っ張る。
朔弥「…妃那乃?どした?」
妃那乃「朔弥…私まだ朔弥に言えてないことあるの。私にとってあなた達三つ子は小さい頃からずっと一緒で家族同然だった…だから婚約者候補になった時、この3人の中から誰か1人を選ぶ事なんてできないと思ってた。特に朔弥とはいつも言い合いばかりになっちゃうし…でもね…今日朔弥が他の女の人といたの見てから…なんかおかしいの。ここが…すごく苦しくて湊斗といても朔弥のこと気になって…私…朔弥の事が…」
朔弥「…」
妃那乃「…」
朔弥「妃那乃…」
朔弥と妃那乃「「好き」」
妃那乃「え?」
妃那乃は朔弥の顔を見ると朔弥は笑っていた。
朔弥「俺も好きだ。ちゃんと言えてなかったけど…幼馴染や執事としてじゃない。女として如月妃那乃が好きだ」
妃那乃の目はまた涙で溢れる
朔弥「…また泣いてる」
妃那乃「…うー…これは嬉し涙…ん」
朔弥の唇が妃那乃の唇に軽く触れる。
朔弥と妃那乃は見つめ合い、また口づけする。
湊斗「あー、楽しかったね」
妃那乃「うん、楽しかった」
湊斗「…少しは気分転換になった?」
妃那乃「うん。湊斗のおかげ。ありがとう」
満面の笑みで言う妃那乃。
湊斗「…妃那乃ちゃん、前にも伝えたと思うけど僕…妃那乃ちゃんの事好きだよ。お嬢様としてじゃなく、女の子として。僕だけじゃない…朔弥も響希も…妃那乃ちゃんが一番大事なんだ。でもそれはお嬢様としてだけじゃない。妃那乃ちゃんが今誰の事を想ってるか聞かなくても顔を見たらわかる。だから…」
湊斗は妃那乃の肩に手を置き妃那乃に後ろを振り向かせる。
すると朔弥が妃那乃達の方に向かって走ってくる。
湊斗が後ろから妃那乃の耳元で言う。
湊斗「…朔弥とちゃんと話して。僕、先に帰ってるから」
湊斗は妃那乃を置いて先に帰る。
朔弥「妃那乃!あれ?湊斗は?」
妃那乃「あっ…先に帰るって」
朔弥「ふーん…」
妃那乃「…そっちは?彼女ほかっといていいの?」
朔弥「彼女じゃねーよ。ただ同じクラスのやつに遊び誘われたらあの女がいたってだけだ」
妃那乃「えっ…なにそれ。はめられたってこと?」
朔弥「んー、まぁ言い方は悪いがそういうことだな」
妃那乃「ったく、あんたは…しっかりしなさいよ」(違う…こんなこと言いたいんじゃない)
朔弥「はぁ⁈何だよ、その言い方。お前には関係ないだろ!」(何言ってんだ…俺。こんな事言いたくないのに)
妃那乃「…」
朔弥「…」
妃那乃「…帰る」
朔弥「あっおい…ちょっと待てよ」
朔弥は妃那乃の手を握る
妃那乃は朔弥の手を振り払おうとする
妃那乃「離して」
朔弥「…離さない」
朔弥はそう言って後ろから妃那乃を抱きしめる。
泣くのを堪える妃那乃の体は震えてる
朔弥の腕に妃那乃の涙がこぼれ落ちる
朔弥「…お前…泣いてんの?」
妃那乃「…泣いてない」
朔弥は妃那乃の体を自分の方に向かせる。
朔弥「…泣いてんじゃん。…俺のせい?ごめんな?」
そう言って朔弥は優しく妃那乃の涙を指で拭う。
朔弥「…俺さ、バカだから…お前が何で泣いてるかわからないし…お前と面向かえば言い合いばかりになるし…さっきだって本当はあんな事言いたくなかったのに…」
妃那乃「…違う!…朔弥のせいじゃない。私があんな事言わなければ…ごめんなさい」
朔弥「もういいって。仲直りしようぜ」
朔弥はそう言って妃那乃の頭を撫でる。
辺りは薄暗くなっており夕日が海に沈もうとしてる頃だった。
朔弥「…帰るか」
朔弥が帰ろうとした時、妃那乃が朔弥の服の袖を引っ張る。
朔弥「…妃那乃?どした?」
妃那乃「朔弥…私まだ朔弥に言えてないことあるの。私にとってあなた達三つ子は小さい頃からずっと一緒で家族同然だった…だから婚約者候補になった時、この3人の中から誰か1人を選ぶ事なんてできないと思ってた。特に朔弥とはいつも言い合いばかりになっちゃうし…でもね…今日朔弥が他の女の人といたの見てから…なんかおかしいの。ここが…すごく苦しくて湊斗といても朔弥のこと気になって…私…朔弥の事が…」
朔弥「…」
妃那乃「…」
朔弥「妃那乃…」
朔弥と妃那乃「「好き」」
妃那乃「え?」
妃那乃は朔弥の顔を見ると朔弥は笑っていた。
朔弥「俺も好きだ。ちゃんと言えてなかったけど…幼馴染や執事としてじゃない。女として如月妃那乃が好きだ」
妃那乃の目はまた涙で溢れる
朔弥「…また泣いてる」
妃那乃「…うー…これは嬉し涙…ん」
朔弥の唇が妃那乃の唇に軽く触れる。
朔弥と妃那乃は見つめ合い、また口づけする。