君が死ねばハッピーエンド
「それじゃあ帰ろうか」
「はい」
四人で店を出た。
同い年の女子は、近くのコンビニに親が迎えに来てくれていると、店の前で別れた。
私と店長と渚先輩が並んで歩く。
最初に口を開いてくれたのは店長だった。
ちょっと気まずかったから本当に助かった。
「二人の学校はもうすぐ文化祭でしょ?」
「はい。でも俺らのクラスは何もやらないんですよ」
「そうなの?」
「三年だし、有志だけでそれぞれやるみたいですよ。俺は空いた時間はバイトしたいし、何も」
「おー、優秀だなぁ」
「あはは。シイナちゃんのクラスはお化け屋敷だっけ?」
「あ、はい。私は大道具の係なんで、もうほとんどすることもないんですけどね」
「そっか。じゃあ時間があったら私も遊びに行こうかな」
「本当ですか?待ってますね」
高校なんて懐かしいなぁって店長が空を見上げて呟いた。
私はあと一年ちょっと、高校生だ。
来年の今頃になったら、渚先輩も「懐かしいな」って寂しそうに呟いてるのかな。
「はい」
四人で店を出た。
同い年の女子は、近くのコンビニに親が迎えに来てくれていると、店の前で別れた。
私と店長と渚先輩が並んで歩く。
最初に口を開いてくれたのは店長だった。
ちょっと気まずかったから本当に助かった。
「二人の学校はもうすぐ文化祭でしょ?」
「はい。でも俺らのクラスは何もやらないんですよ」
「そうなの?」
「三年だし、有志だけでそれぞれやるみたいですよ。俺は空いた時間はバイトしたいし、何も」
「おー、優秀だなぁ」
「あはは。シイナちゃんのクラスはお化け屋敷だっけ?」
「あ、はい。私は大道具の係なんで、もうほとんどすることもないんですけどね」
「そっか。じゃあ時間があったら私も遊びに行こうかな」
「本当ですか?待ってますね」
高校なんて懐かしいなぁって店長が空を見上げて呟いた。
私はあと一年ちょっと、高校生だ。
来年の今頃になったら、渚先輩も「懐かしいな」って寂しそうに呟いてるのかな。