君が死ねばハッピーエンド
その日は保健室で少し休んでから早退させてもらった。
文化祭の日から早退してばっかりだ。
明日はバイトが入ってるから頑張らなきゃって思いながら、家までの道を一人で歩いた。
ちーちゃんと朔は早退しなかった。
みんなともう一度話をするって言う二人と校門前で別れた。
登校した時よりも足は軽かった。
でも悲しみが消えたわけじゃない。
信じてもらえなかった事実は消えない。
思い出すだけで息苦しくなる。
友達ってなんだろう。
信頼ってなんだろう。
私の周りにはそんなもの、本当に無かったのかな…。
どれだけ考えたって本当の答えなんて出ない。
思考は悪いほうにしか向かない。
卒業してしまったら一生の付き合いなわけじゃないしって割り切れる人もいるのかもしれない。
高校を出てからの人生のほうがずっと長くて、今の苦しみなんてほんの一部の些細なことなのかもしれない。
私はそう思えなかった。
今はただ、ちーちゃんが信じてくれたこと、朔と先生がずっと味方で居てくれたことだけを思って、どうにか前向きに考えるしかないのかもしれない。
文化祭の日から早退してばっかりだ。
明日はバイトが入ってるから頑張らなきゃって思いながら、家までの道を一人で歩いた。
ちーちゃんと朔は早退しなかった。
みんなともう一度話をするって言う二人と校門前で別れた。
登校した時よりも足は軽かった。
でも悲しみが消えたわけじゃない。
信じてもらえなかった事実は消えない。
思い出すだけで息苦しくなる。
友達ってなんだろう。
信頼ってなんだろう。
私の周りにはそんなもの、本当に無かったのかな…。
どれだけ考えたって本当の答えなんて出ない。
思考は悪いほうにしか向かない。
卒業してしまったら一生の付き合いなわけじゃないしって割り切れる人もいるのかもしれない。
高校を出てからの人生のほうがずっと長くて、今の苦しみなんてほんの一部の些細なことなのかもしれない。
私はそう思えなかった。
今はただ、ちーちゃんが信じてくれたこと、朔と先生がずっと味方で居てくれたことだけを思って、どうにか前向きに考えるしかないのかもしれない。