ミル*キス
これまた、すげぇベタな話なんだけど。
オレはカテキョのセンセから、学校じゃ習わないようなことも色々教わっちゃったってわけ。
当時オレには、学校に行きゃ付き合ってる子もいたし、
そっちはそっちでそれなりに恋愛ごっごみたいなこともしてたと思うけど。
それとは別なとこで、コウカさんともつながってた。
セックスには興味津々……みたいな年頃だったし。
それこそ猿みたいに、コウカさんの体に夢中になってた。
彼女ももちろん恋人ぐらいいたと思う。
オレのことはつまみぐい程度のことで、中学生相手にからかってただけだ。
それが証拠に、受験が終わって家庭教師が必要なくなると同時にオレらの関係はあっさりと終わった。
だけど、こうしてコウカさんは忘れた頃にオレを呼び出す。
それはいつも決まって、男に振られた時なのだ。
ほんとサイテーなオレらの関係。
「それにしても、飲みすぎちゃう?」
ワインボトルをチラリと見て嫌味を言うと、「だって、サトシ君、来るの遅いねんもーん」って拗ねる。
――アンタいくつだよ。
「あのさぁ。どうでもいいけど、こういうのはヤメてな」
パカっと携帯を開いてコウカさんからのメールを見せた。
オレはカテキョのセンセから、学校じゃ習わないようなことも色々教わっちゃったってわけ。
当時オレには、学校に行きゃ付き合ってる子もいたし、
そっちはそっちでそれなりに恋愛ごっごみたいなこともしてたと思うけど。
それとは別なとこで、コウカさんともつながってた。
セックスには興味津々……みたいな年頃だったし。
それこそ猿みたいに、コウカさんの体に夢中になってた。
彼女ももちろん恋人ぐらいいたと思う。
オレのことはつまみぐい程度のことで、中学生相手にからかってただけだ。
それが証拠に、受験が終わって家庭教師が必要なくなると同時にオレらの関係はあっさりと終わった。
だけど、こうしてコウカさんは忘れた頃にオレを呼び出す。
それはいつも決まって、男に振られた時なのだ。
ほんとサイテーなオレらの関係。
「それにしても、飲みすぎちゃう?」
ワインボトルをチラリと見て嫌味を言うと、「だって、サトシ君、来るの遅いねんもーん」って拗ねる。
――アンタいくつだよ。
「あのさぁ。どうでもいいけど、こういうのはヤメてな」
パカっと携帯を開いてコウカさんからのメールを見せた。