ミル*キス
「……ゴホッ……ゴホッ……」
とりあえず近くのベンチに腰掛ける。
座ったとたん、体の重さを実感した。
相変わらず頭も痛いし、さらに寒気もしてきた。
熱が上がってきたようだ。
やばい。
本格的な風邪の症状だ。
台風も近づいてきているみたいだし、これは映画どころじゃないかもな……。
そう考え始めた時、携帯が鳴った。
「もしもし……ゴホッ」
《あっ! サトシ君? ごめんねっ》
電話の向こうから聞こえてきたのは、スミレの申し訳なさそうな声だった。
とりあえず近くのベンチに腰掛ける。
座ったとたん、体の重さを実感した。
相変わらず頭も痛いし、さらに寒気もしてきた。
熱が上がってきたようだ。
やばい。
本格的な風邪の症状だ。
台風も近づいてきているみたいだし、これは映画どころじゃないかもな……。
そう考え始めた時、携帯が鳴った。
「もしもし……ゴホッ」
《あっ! サトシ君? ごめんねっ》
電話の向こうから聞こえてきたのは、スミレの申し訳なさそうな声だった。