ミル*キス
すぐに復旧するだろうとたかをくくっていたのに。
いつまで経っても明かりが灯らない。
「マジで……?」
あー……もう、ダルすぎる。
真っ暗で何も見えない状態って、なんともいえないぐらい不安になってくる。
頭痛はどんどんひどくなる一方で、喉の痛みも尋常じゃない。
あー……オレ、ひょっとしてこのまま死ぬんじゃねーか。
とかわけのわからない妄想が頭を巡る。
――ドクンドクン
って、鼓動が体の中を通って、耳の奥に響く。
こんな風に体が弱った時だけ、自分が生きてるんだって当たり前のことに気づく。
普段は“生”とか“死”とかって、なんか他人事って感じでピンとこない。
誰かが死ぬってことに直面したとがないからかもしれないけど。
――別にいつ死んでもいいや……って
ガキの頃から、漠然とそんな思いを抱えてた。
もちろん自分を殺す勇気なんてないから自殺願望とかがあるわけではない。
でも、生に対する執着もない。
誰かがオレの人生を終わらせてくれるなら、それもアリかな……なんて時々思ったりするんだ。
いつまで経っても明かりが灯らない。
「マジで……?」
あー……もう、ダルすぎる。
真っ暗で何も見えない状態って、なんともいえないぐらい不安になってくる。
頭痛はどんどんひどくなる一方で、喉の痛みも尋常じゃない。
あー……オレ、ひょっとしてこのまま死ぬんじゃねーか。
とかわけのわからない妄想が頭を巡る。
――ドクンドクン
って、鼓動が体の中を通って、耳の奥に響く。
こんな風に体が弱った時だけ、自分が生きてるんだって当たり前のことに気づく。
普段は“生”とか“死”とかって、なんか他人事って感じでピンとこない。
誰かが死ぬってことに直面したとがないからかもしれないけど。
――別にいつ死んでもいいや……って
ガキの頃から、漠然とそんな思いを抱えてた。
もちろん自分を殺す勇気なんてないから自殺願望とかがあるわけではない。
でも、生に対する執着もない。
誰かがオレの人生を終わらせてくれるなら、それもアリかな……なんて時々思ったりするんだ。