ミル*キス
できるだけ声をひそめたつもりだったんだけど、どうやら漏れていたようだ。
ルウさんとミーコが「いきなり何を言うんだ!!」とでも言いたげな、ギョッとした目をオレに向ける。
当の本人は、わけがわからないといった感じでキョトンとしてる。
「え? 何を?」
ちぃちゃんの無垢な反応に、
カウンターに片肘ついていたルウさんの体がズルッてすべった。
オレはクスクス笑う。
「いや、いいねん。ヤッてないならいいねん」
「何のこと?
やった……って。え……ええ!」
そこでようやく気づいたのか、ちぃちゃんの顔が真っ赤になった。
「もぉ~……サトシくん……」
そう呟いて、両手で顔を隠してしまった。
そうか。
ちぃちゃんはまだ処女か。
付き合って3ヶ月だっけ?
アイツ、まだ手ぇ出してへんねんな。
相変わらずヘタレやな……。
なんて考えてにやけていたら、シィがトイレから戻ってきた。
ルウさんとミーコが「いきなり何を言うんだ!!」とでも言いたげな、ギョッとした目をオレに向ける。
当の本人は、わけがわからないといった感じでキョトンとしてる。
「え? 何を?」
ちぃちゃんの無垢な反応に、
カウンターに片肘ついていたルウさんの体がズルッてすべった。
オレはクスクス笑う。
「いや、いいねん。ヤッてないならいいねん」
「何のこと?
やった……って。え……ええ!」
そこでようやく気づいたのか、ちぃちゃんの顔が真っ赤になった。
「もぉ~……サトシくん……」
そう呟いて、両手で顔を隠してしまった。
そうか。
ちぃちゃんはまだ処女か。
付き合って3ヶ月だっけ?
アイツ、まだ手ぇ出してへんねんな。
相変わらずヘタレやな……。
なんて考えてにやけていたら、シィがトイレから戻ってきた。