その推し、死なせません~悪役令嬢に転生した私、ループを繰り返しラスボスを救う~
 紙安は自分の小さな胸を見つめた。
 そこにいる何者かに問いかけるように。

 しかし、その後は何事もなく、リューグの睡眠が脅かされることも無かった。
 けれど食堂で起こった不思議な事件と合わせてこの体験は、確かな違和感を紙安に残したのだった。

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