茨の蕾は綻び溢れる〜クールな同期はいばら姫を離さない〜
(目隠し効果やべえな……めちゃくちゃエロい)

陽翔は百子の秘花から蜜が止めどなく溢れ、物欲しそうに脈動し、腰を跳ねさせている姿に思わず舌なめずりをしたくなった。視界が覆われていると聴覚や触覚が鋭くなるのは何となく分かるものの、ここまで彼女が乱れるとは思ってもみなかったのである。

(ひょっとしたら……自分の姿が見えてないからかもしれんな。今だって俺が足を開いてないのに、足を閉じようともしないしな)

陽翔は遠慮なくだらしのない顔つきをしたまま、再び花芽を舌ですくうように愛撫する。さらに秘花からとろりと蜜がこぼれ、百子の高い声が耳を伝って脳をとろけさせ、熱杭を滾らせていく。

「はる、と……! も……挿れ……」

「もっと慣らした方がいいと思うぞ」

「……い、や……はや、く……ほ、しい……」

陽翔から与えられる度重なる白い奔流に、百子は彼の気遣う声を無視して懇願するように掠れた声で告げる。早くこの下腹部の甘く痺れるようなこの疼きから解放されて一つになりたい、そんな思いを込めたのが効いたのか、ベッドの小さく軋む音が聞こえて何かが蜜口にそっと押し当てられ、百子はうっとりして彼を迎え入れるのを待つ。

「あっ……はうっ……?! そん、な……」

しかし百子の下腹部を満たしたのは、期待していた彼の熱く劣情に滾るそれではなかった。落胆しても良かったのだが、蜜口から侵入したそれは蜜壺の中をバラバラと蠢き、じんわりとした悦びをもたらして腰を揺らして嬌声を上げる。

「ナニを挿れて欲しいかは指定されてないからな。それに……」

陽翔は彼女のお腹側にある、ざらざらとした箇所を二本の指でゆっくりと円を描きながら、反対の手でそっと花芽に触れた。百子の高い悦びの声の合間に、陽翔は低く囁く。

「まだちゃんと慣らしてないだろうが。確かにシーツまでビショビショになってるが、ナカはちゃんと解さないとだろ?」

「ひっ! 言わ、な……! だめ! そこ……きも、ち、い……!」

百子は彼の言葉に体をびくんと震わせ、体の中心から熱い物が出てきてさらに体を強張らせる。そのため彼の指の感触がさらに強調され、陽翔の指の抽送も早くなり、花芽も指でこね回され、大きく白い奔流が押し寄せるのを感じた。

「百子、我慢するな、そのままイけよ」

「ああっ! はる、と! きゃああああ!」

百子はシーツをつかみ、二、三度体を跳ねさせて、白い喉をそらせる。蜜壺が蠢いて陽翔の指に絡みつき、秘花が陽翔の指を濡らした。
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