茨の蕾は綻び溢れる〜クールな同期はいばら姫を離さない〜
陽翔は百子の双丘をやわやわと揉んでいたが、胸の中央で存在を主張し始めたその場所に唇を寄せる。ぬるりと湿った感覚が甘い疼きをもたらし、もう片方の胸の頂は彼の指がそろりと触れ、百子の呼吸を乱す。鼻にかかった高い声が彼の愛撫に合わせて喉から滑り出た。

「あっ……んっ……!」

(やだ……なんか今までよりも恥ずかしい……)

そんなことを思いつつ、百子は陽翔が強く胸の頂を吸った衝撃でぴくりと体を跳ねさせ、思わず陽翔の頭を抱きしめる。より陽翔が胸に密着してしまう状況を作り上げたのは百子の考慮の外だ。

「気持ちいいのか」

「……っ! うん……!」

胸の谷間から、陽翔の意地悪そうな笑みが目に入り、百子の体温がカッと上昇した。百子が何かを言う前に、彼は散々吸った頂とは逆の方へ唇を寄せて、笑みを向けたまま軽く食む。舌先で転がされ、緩急をつけて吸われると、腰を揺らして嬌声を上げた。

「ひゃあっ! ああっ……!」

もう片方の胸の頂はひやりとした感覚を陽翔の指が甘い疼きに換えていく。指先で優しく弾かれ、摘まれ、転がされて、舌が這う。そのたびに上がる高い声は、陽翔の口づけに飲み込まれていた。

「かわいい……たまんねえ……」

陽翔は百子の頭を撫でながら、吐息まじりにそうつぶやく。耳元で囁かれるものだから、百子はぴくりと震え、もじもじと太ももをすり合わせる。彼女が身動ぎしたのに陽翔は気づいたようで、手を胸から脇腹に、そして脇腹からゆっくりと腰に這わせ、彼女のズボンに手をかけた。

「あっ……」

あっという間に脱がされ、ショーツ1枚になった百子は、思わず彼のパジャマを掴んだ。

「まって……」

まさかここで待ったをかけられるとは思わず、陽翔の表情が固まる。だが次の彼女の発言を聞くと口元を緩めた。

「私だけ裸なんて……ずるいわ……」

「なんだ、そういうことかよ」

百子が若干拗ねた顔つきになっていたので、陽翔は吹き出したいのをこらえながら、彼女の唇に口づけして乱暴にパジャマを脱ぎ捨てた。昂りのせいで湿り気を帯びて不快になったトランクスも取り去り、陽翔は彼女のショーツをゆっくりと脱がした。

「本当に百子はどこもかしこも綺麗だ」

微笑みながら百子と唇を合わせ、陽翔は茂みの奥にある秘密の花にそっと触れる。

「もっと良くしてやるからな」

百子の体が跳ね、小さな水音を聞いて胸が高鳴り、そのまま花芽を探り当てて撫で上げた。
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