茨の蕾は綻び溢れる〜クールな同期はいばら姫を離さない〜
「んんーっ!」
甘い疼きを与えられて百子の体が跳ね、その動きに合わせて湯船からお湯が外にぱしゃりと逃げていく。それを気にしていた彼女だったが、甘く白い奔流がすぐそばに迫ってきてしまい、一際ピクンと腰が跳ねて陽翔の腕を思わず掴む。
「陽翔、お湯が……」
奔流が引き、陽翔の唇が離れて荒く息を吐いた百子は不満げな声でつぶやく。
「百子が気持ちよさそうにしてるからだろ。お風呂でする方が好きか? 体温まった方が感度が上がるって本当なんだな」
「それはっ! 陽翔が触るから……ひゃっ!」
そう言って陽翔は再び花芽に触れて、指を二本から三本に増やし、彼女の弱点を執拗に攻め立てた。
「百子が可愛いのが悪い」
「そんな……んあああっ!」
百子は白い稲妻に打たれたように、体を先程よりも跳ねさせて、陽翔に体を押さえつけられていた。彼は百子がどんな状態かを知っている筈なのに、なおも花芽と秘花を掻き回しにかかり、百子はここが浴室だということを頭から放逐してしまったと思うほど、陽翔に啼かされていた。
「待っ、て! イッた、ばっか! なのに!」
もう何度甘い疼きが白い奔流や稲妻となって百子を振り回したのかも分からない。陽翔は百子が顔どころか首まで赤くなっているのを見て流石にまずいと思ったのか、彼女の唇にキスを落とし、百子の手を掴み一緒に湯船から上がる。
「のぼせても良くないな。大丈夫か?」
百子は気だるいながらもわずかに頷く。陽翔はぐったりと自分に体を預ける百子をバスタオルで包み込んで、彼女の頭や体を優しく拭いていく。
「自分でできるわ。ありがとう」
「それじゃあ俺も拭いてくれるか?」
髪から雫を振り撒きながら陽翔が柔らかく笑う。陽翔が眼鏡を掛けていないだけでどきりとするのに、汗が彼の胸筋や腹筋を滑っていくその様子が合わさると、くらくらとしない方がどうかしている。陽翔に何度も絶頂まで導かれた百子は足がまだ震えているものの、頷いて彼のバスタオルを受取り、少しかがんだ彼の髪を、体を拭いた。
「ありがとう。続きは夜にするか。まだ荷解き終わってないし」
髪を乾かした後に台所で水を飲んでいると、陽翔の声が振り落ちる。
「そうだった……ダンボール回収って明日だったもんね。今日中に何とかしなきゃ」
彼の一言で甘い気分が吹っ飛んだ百子は、目に見えて肩を落とす。陽翔はそんな彼女を見てクスリと笑い、その肩に手をおいた。
「俺も手伝うから心配すんな」
「……ありがとう、陽翔」
百子は陽翔に口づけして感謝の意を伝える。荷解きをするだけならともかく、ダンボールを纏めるまで終わらせるには一人では困難だからだ。百子は陽翔が手を貸してくれるのに感謝しながら、日が傾くまで荷解きを行っていた。
そしてその夜、二人は何度も唇を合わせて、互いの体を隅々まで愛撫し、汗ばんだ体を繋いで深夜を迎えていたのだった。
甘い疼きを与えられて百子の体が跳ね、その動きに合わせて湯船からお湯が外にぱしゃりと逃げていく。それを気にしていた彼女だったが、甘く白い奔流がすぐそばに迫ってきてしまい、一際ピクンと腰が跳ねて陽翔の腕を思わず掴む。
「陽翔、お湯が……」
奔流が引き、陽翔の唇が離れて荒く息を吐いた百子は不満げな声でつぶやく。
「百子が気持ちよさそうにしてるからだろ。お風呂でする方が好きか? 体温まった方が感度が上がるって本当なんだな」
「それはっ! 陽翔が触るから……ひゃっ!」
そう言って陽翔は再び花芽に触れて、指を二本から三本に増やし、彼女の弱点を執拗に攻め立てた。
「百子が可愛いのが悪い」
「そんな……んあああっ!」
百子は白い稲妻に打たれたように、体を先程よりも跳ねさせて、陽翔に体を押さえつけられていた。彼は百子がどんな状態かを知っている筈なのに、なおも花芽と秘花を掻き回しにかかり、百子はここが浴室だということを頭から放逐してしまったと思うほど、陽翔に啼かされていた。
「待っ、て! イッた、ばっか! なのに!」
もう何度甘い疼きが白い奔流や稲妻となって百子を振り回したのかも分からない。陽翔は百子が顔どころか首まで赤くなっているのを見て流石にまずいと思ったのか、彼女の唇にキスを落とし、百子の手を掴み一緒に湯船から上がる。
「のぼせても良くないな。大丈夫か?」
百子は気だるいながらもわずかに頷く。陽翔はぐったりと自分に体を預ける百子をバスタオルで包み込んで、彼女の頭や体を優しく拭いていく。
「自分でできるわ。ありがとう」
「それじゃあ俺も拭いてくれるか?」
髪から雫を振り撒きながら陽翔が柔らかく笑う。陽翔が眼鏡を掛けていないだけでどきりとするのに、汗が彼の胸筋や腹筋を滑っていくその様子が合わさると、くらくらとしない方がどうかしている。陽翔に何度も絶頂まで導かれた百子は足がまだ震えているものの、頷いて彼のバスタオルを受取り、少しかがんだ彼の髪を、体を拭いた。
「ありがとう。続きは夜にするか。まだ荷解き終わってないし」
髪を乾かした後に台所で水を飲んでいると、陽翔の声が振り落ちる。
「そうだった……ダンボール回収って明日だったもんね。今日中に何とかしなきゃ」
彼の一言で甘い気分が吹っ飛んだ百子は、目に見えて肩を落とす。陽翔はそんな彼女を見てクスリと笑い、その肩に手をおいた。
「俺も手伝うから心配すんな」
「……ありがとう、陽翔」
百子は陽翔に口づけして感謝の意を伝える。荷解きをするだけならともかく、ダンボールを纏めるまで終わらせるには一人では困難だからだ。百子は陽翔が手を貸してくれるのに感謝しながら、日が傾くまで荷解きを行っていた。
そしてその夜、二人は何度も唇を合わせて、互いの体を隅々まで愛撫し、汗ばんだ体を繋いで深夜を迎えていたのだった。