私にワルイコトを教えたのは政略結婚の旦那様でした
炯さんに伴われて家の中へと入っていく。
私を膝の上に抱き上げ、リビングのソファーに座って炯さんもご機嫌だ。
「疲れて帰ってきて、凛音を抱き締められるとか最高だなー」
口付けの雨を炯さんが降らしていく。
視界の隅でスミさんが、うふふと微笑ましそうに笑って消えていった。
「もー、仕事の疲れも一発で吹き飛ぶ」
はむ、っと彼が私の唇を食べてくる。
その大きな口は本当に私を食べちゃいそうで、どきどきとした。
「本当は出張のときも、凛音を連れていきたいけどな。
そうすれば凛音切れの心配もなくなる」
炯さんはどこまでも真剣で、そこまで?とは思う。
でも、ちょっとわかるかも。
私も炯さんが長くいないと、炯さん切れを起こしているんだとこのあいだ、自覚したし。
しかし、一緒に出張に着いていくと、お仕事休まないといけなくなっちゃうしな……。
「でも俺の出張はなかなかスリリングだからな。
それで凛音の身に危険がおよぶといけないし」
さも当たり前のように彼は言っているが、出張ってそんなに危険なものなの?
確かに父も、場所によっては傭兵を雇うと言っていたけれど。
私を膝の上に抱き上げ、リビングのソファーに座って炯さんもご機嫌だ。
「疲れて帰ってきて、凛音を抱き締められるとか最高だなー」
口付けの雨を炯さんが降らしていく。
視界の隅でスミさんが、うふふと微笑ましそうに笑って消えていった。
「もー、仕事の疲れも一発で吹き飛ぶ」
はむ、っと彼が私の唇を食べてくる。
その大きな口は本当に私を食べちゃいそうで、どきどきとした。
「本当は出張のときも、凛音を連れていきたいけどな。
そうすれば凛音切れの心配もなくなる」
炯さんはどこまでも真剣で、そこまで?とは思う。
でも、ちょっとわかるかも。
私も炯さんが長くいないと、炯さん切れを起こしているんだとこのあいだ、自覚したし。
しかし、一緒に出張に着いていくと、お仕事休まないといけなくなっちゃうしな……。
「でも俺の出張はなかなかスリリングだからな。
それで凛音の身に危険がおよぶといけないし」
さも当たり前のように彼は言っているが、出張ってそんなに危険なものなの?
確かに父も、場所によっては傭兵を雇うと言っていたけれど。