私にワルイコトを教えたのは政略結婚の旦那様でした
「あー……」
ハマっているソシャゲでイベントをやっているのだが、今回もらえるキャラをゲットするには普段のプレイ時間ではかなり厳しく、つい愚痴ったのは先日の話だ。
ちなみに課金は私のお給料から、一万円までと決めている。
「それが、携帯を壊されてですね」
まるで新しい携帯を無心しているみたいで、笑って誤魔化す。
「わかった。
スミに頼んですぐに手配する。
それで、壊された携帯はどうした?」
もっとなにか言われるのかと思ったが、あっさり手配するとか言われて拍子抜けした。
「その。
ベーデガー教授のところにまだ転がっているかと……」
「それはミドリに回収するよう、手配しよう」
「すみません、よろしくお願いします」
ぺこんと炯さんに向かって頭を下げる。
「凛音が謝る必要ないだろ、悪いのは全部アイツだ」
それはそうだけれど、それでもまだ半年も使っていない携帯を買い替えだとか、心苦しいよ……。
「それで。
凛音は暇なんだな?」
「暇……ですね」
「わかった」
ハマっているソシャゲでイベントをやっているのだが、今回もらえるキャラをゲットするには普段のプレイ時間ではかなり厳しく、つい愚痴ったのは先日の話だ。
ちなみに課金は私のお給料から、一万円までと決めている。
「それが、携帯を壊されてですね」
まるで新しい携帯を無心しているみたいで、笑って誤魔化す。
「わかった。
スミに頼んですぐに手配する。
それで、壊された携帯はどうした?」
もっとなにか言われるのかと思ったが、あっさり手配するとか言われて拍子抜けした。
「その。
ベーデガー教授のところにまだ転がっているかと……」
「それはミドリに回収するよう、手配しよう」
「すみません、よろしくお願いします」
ぺこんと炯さんに向かって頭を下げる。
「凛音が謝る必要ないだろ、悪いのは全部アイツだ」
それはそうだけれど、それでもまだ半年も使っていない携帯を買い替えだとか、心苦しいよ……。
「それで。
凛音は暇なんだな?」
「暇……ですね」
「わかった」