私にワルイコトを教えたのは政略結婚の旦那様でした
第九章 ワルイコトで豪遊です!
次の仕事が決まるまでゆっくり……なんて、させてもらえなかった。
「ひーっ!
また入ってきた……!」
携帯の通知音で悲鳴が漏れる。
次から次に入ってくるのは、炯さんの会社からの翻訳依頼だ。
次の職場が決まるまで外部委託という形でやってほしいと頼まれて承知したのはいいが、休む暇を与えぬ勢いで依頼が入ってくる。
秘書室にもうひとり欲しいとか言っていたが、どうもかなり切迫しているようだ。
「あうあう」
虚ろな目をして辞書を引きつつパソコンのキーを叩く。
どのみち、炯さんはまた出張に出ていて、しばらくは暇だ。
それに、お給料がびっくりするくらい、いい。
『え、身内価格で盛ってませんか……?』
聞いたときは思わず、疑ってしまったくらいだ。
しかし、これが普通だと言われ、驚いたものだ。
たくさん稼げれば、それだけ悪い遊びもできる。
でも最近、お気に入りのコーヒーショップにすら行けていないんだよね……。
気分転換に行きたいが、そんな時間もないほど仕事が入ってくる。
お外で優雅に仕事も憧れたものの。
「ひーっ!
また入ってきた……!」
携帯の通知音で悲鳴が漏れる。
次から次に入ってくるのは、炯さんの会社からの翻訳依頼だ。
次の職場が決まるまで外部委託という形でやってほしいと頼まれて承知したのはいいが、休む暇を与えぬ勢いで依頼が入ってくる。
秘書室にもうひとり欲しいとか言っていたが、どうもかなり切迫しているようだ。
「あうあう」
虚ろな目をして辞書を引きつつパソコンのキーを叩く。
どのみち、炯さんはまた出張に出ていて、しばらくは暇だ。
それに、お給料がびっくりするくらい、いい。
『え、身内価格で盛ってませんか……?』
聞いたときは思わず、疑ってしまったくらいだ。
しかし、これが普通だと言われ、驚いたものだ。
たくさん稼げれば、それだけ悪い遊びもできる。
でも最近、お気に入りのコーヒーショップにすら行けていないんだよね……。
気分転換に行きたいが、そんな時間もないほど仕事が入ってくる。
お外で優雅に仕事も憧れたものの。