私にワルイコトを教えたのは政略結婚の旦那様でした
「もう、入りましたか……?」
「まだ、先っちょだけだ」
困ったように笑い、コマキさんは軽く口付けしてきた。
「ううっ……」
これでまだ先端だけなんて、先はまだまだ長くて挫けそうだ。
「ゆっくり、深呼吸しろ」
促すように彼が私の頭を撫でる。
頷いて言われるように深呼吸しようと努力した。
それにあわせて、徐々に彼が侵入してくる。
「痛いっ……!」
さらに少し進められたところで、激しい痛みが私を襲ってきた。
「いたっ、痛い……」
「やめるか?」
私が痛がり、コマキさんはきつく眉根を寄せて聞いてくれた。
それに涙目で首を振る。
「大丈夫、だから。
続けてください」
正直に言えば、我慢するのがやっとなくらい、痛い。
でも、これは私が、何者にも支配されず私としてやった行為の証し。
だから、最後までやりとおしたかった。
「わかった」
さらに気遣うように、彼が慎重に腰を進める。
「茜」
軽く頬を叩かれ、知らず知らずまた、きつく閉じていた目を開けた。
「全部、入った」
安心させるかのように、コマキさんが私に微笑みかける。
「……はい」
「まだ、先っちょだけだ」
困ったように笑い、コマキさんは軽く口付けしてきた。
「ううっ……」
これでまだ先端だけなんて、先はまだまだ長くて挫けそうだ。
「ゆっくり、深呼吸しろ」
促すように彼が私の頭を撫でる。
頷いて言われるように深呼吸しようと努力した。
それにあわせて、徐々に彼が侵入してくる。
「痛いっ……!」
さらに少し進められたところで、激しい痛みが私を襲ってきた。
「いたっ、痛い……」
「やめるか?」
私が痛がり、コマキさんはきつく眉根を寄せて聞いてくれた。
それに涙目で首を振る。
「大丈夫、だから。
続けてください」
正直に言えば、我慢するのがやっとなくらい、痛い。
でも、これは私が、何者にも支配されず私としてやった行為の証し。
だから、最後までやりとおしたかった。
「わかった」
さらに気遣うように、彼が慎重に腰を進める。
「茜」
軽く頬を叩かれ、知らず知らずまた、きつく閉じていた目を開けた。
「全部、入った」
安心させるかのように、コマキさんが私に微笑みかける。
「……はい」