私にワルイコトを教えたのは政略結婚の旦那様でした
口をパクパクさせている私を見て、炯さんは右の口端を持ち上げてにやりと笑った。
まだ熱にでも浮かされているかのようにふらふらと自室へ行き、ぽすっとベッドへ倒れ込む。
……炯さんって……。
先ほどのアレを思い出して耐えられなくなり、枕で出てくる奇声を抑えてごろごろ転がる。
なんであの人はあんなに恥ずかしい行為がさらっとできるのだろう。
これは私が男慣れしていないから、過剰に反応してしまうだけ?
これから一緒に過ごしていくうちに、慣れていくのかな……。
気持ちも落ち着き、起き上がってウサギのぬいぐるみを抱く。
これはこのあいだ、炯さんとゲームセンターで取ったものだ。
ちなみに、一緒に彼にとってもらったポテチは、四日ほどかけて美味しくいただいた。
両親からはそんなジャンクなものをと渋ーい顔をされたが。
「私、炯さんと結婚するんだ」
改めて認識すると歓喜が体中を駆け回り、また奇声を発しそうになる。
結婚相手が彼のような人だといいと思っていたし、きっともっと時間があれば彼を好きになるんだろうなと思っていた。
その彼が、私の結婚相手なのだ。
これほど嬉しいことはない。
まだ熱にでも浮かされているかのようにふらふらと自室へ行き、ぽすっとベッドへ倒れ込む。
……炯さんって……。
先ほどのアレを思い出して耐えられなくなり、枕で出てくる奇声を抑えてごろごろ転がる。
なんであの人はあんなに恥ずかしい行為がさらっとできるのだろう。
これは私が男慣れしていないから、過剰に反応してしまうだけ?
これから一緒に過ごしていくうちに、慣れていくのかな……。
気持ちも落ち着き、起き上がってウサギのぬいぐるみを抱く。
これはこのあいだ、炯さんとゲームセンターで取ったものだ。
ちなみに、一緒に彼にとってもらったポテチは、四日ほどかけて美味しくいただいた。
両親からはそんなジャンクなものをと渋ーい顔をされたが。
「私、炯さんと結婚するんだ」
改めて認識すると歓喜が体中を駆け回り、また奇声を発しそうになる。
結婚相手が彼のような人だといいと思っていたし、きっともっと時間があれば彼を好きになるんだろうなと思っていた。
その彼が、私の結婚相手なのだ。
これほど嬉しいことはない。