私にワルイコトを教えたのは政略結婚の旦那様でした
おかしそうにくすくすと笑いながら、まだ荒い息をしている私の髪を撫でてくれる。
「だって」
彼に手を握られると、全部を任せていいんだって気になれて、安心して達せた。
癖といわれれば、そうなのかも。
「じゃあ、徹底的に俺がいないとイケないように、覚え込ませてしまおうか」
炯さんの目が怪しく光る。
そして……。
あのあと、散々求められ続け、最後は完全に意識を失っていた。
というか、私はついこのあいだ初体験を終えたばかりで、さらに昨晩はまだ二回目。
なのに気絶するまでするなんてどうなの?
「りーおん」
布団を剥ぎ、炯さんが私の顔をのぞき込んでくる。
「なんか、怒ってる?」
うるうると目を潤ませて聞かれたら、もーダメ。
「お、怒ってなんかないですよ」
「よかった」
にぱっと実に嬉しそうに笑い、彼は口付けの雨を降らしてきた。
「なー、出張行く前にもう一回、凛音を抱いていいか?」
「は?」
それはさすがになにを言っているのかわからなくて、真顔になる。
「えーっと。
飛行機のお時間とかいいんですか?」
「プライベートジェットだからな、融通は利く」
「だって」
彼に手を握られると、全部を任せていいんだって気になれて、安心して達せた。
癖といわれれば、そうなのかも。
「じゃあ、徹底的に俺がいないとイケないように、覚え込ませてしまおうか」
炯さんの目が怪しく光る。
そして……。
あのあと、散々求められ続け、最後は完全に意識を失っていた。
というか、私はついこのあいだ初体験を終えたばかりで、さらに昨晩はまだ二回目。
なのに気絶するまでするなんてどうなの?
「りーおん」
布団を剥ぎ、炯さんが私の顔をのぞき込んでくる。
「なんか、怒ってる?」
うるうると目を潤ませて聞かれたら、もーダメ。
「お、怒ってなんかないですよ」
「よかった」
にぱっと実に嬉しそうに笑い、彼は口付けの雨を降らしてきた。
「なー、出張行く前にもう一回、凛音を抱いていいか?」
「は?」
それはさすがになにを言っているのかわからなくて、真顔になる。
「えーっと。
飛行機のお時間とかいいんですか?」
「プライベートジェットだからな、融通は利く」