私にワルイコトを教えたのは政略結婚の旦那様でした
ボトムはデニムのショートパンツにし、オーバーサイズだけれどショート丈のカットソーをあわせた。
髪も崩してラフなひとつ結びにしてしまう。
これに足下はハイカットスニーカーだ。
父が見たら、足をそんなに出してはしたない、だらしないその格好はなんだと叱られそうだが、かなり気に入っていた。
「でも、これは外せないよね」
最後に、持っていたブレスレットを着ける。
着物だし、両親と一緒だから外していたが、ひとりで行動するとなると緊急時用のこれは着けておかなければならない。
「いいんじゃないか」
着替えてきた私を見たコマキさんの反応は、概ねよかった。
彼もスーツからラフな格好になっている。
ジーンズ姿は長めのスポーツ刈りの彼によく似合っていた。
「次は……ちょうど昼だし、ハンバーガーを食いに行くか」
「そうですね」
一度、車に戻って着ていた着物を置き、彼に連れられて再び街に出る。
少し歩いて憧れの、ハンバーガーチェーン店に入った。
「どれにする?」
カウンターで見たメニューにはいろいろ載っていて、悩んでしまう。
しかし後ろには人が並んでおり、あまり考えている暇はなさそうだ。
髪も崩してラフなひとつ結びにしてしまう。
これに足下はハイカットスニーカーだ。
父が見たら、足をそんなに出してはしたない、だらしないその格好はなんだと叱られそうだが、かなり気に入っていた。
「でも、これは外せないよね」
最後に、持っていたブレスレットを着ける。
着物だし、両親と一緒だから外していたが、ひとりで行動するとなると緊急時用のこれは着けておかなければならない。
「いいんじゃないか」
着替えてきた私を見たコマキさんの反応は、概ねよかった。
彼もスーツからラフな格好になっている。
ジーンズ姿は長めのスポーツ刈りの彼によく似合っていた。
「次は……ちょうど昼だし、ハンバーガーを食いに行くか」
「そうですね」
一度、車に戻って着ていた着物を置き、彼に連れられて再び街に出る。
少し歩いて憧れの、ハンバーガーチェーン店に入った。
「どれにする?」
カウンターで見たメニューにはいろいろ載っていて、悩んでしまう。
しかし後ろには人が並んでおり、あまり考えている暇はなさそうだ。