クリスマスのあの日私はあなたに出会えて良かった
スマホにはこう書かれていた。

「こッ、こんなのッ!ズルいよ...ッグスッ」

「絵理奈さん泣かないで?一希なりに色々考えたんだよ。」

「そういう海斗くんだって泣いてるじゃん!」

「だって!だって...グスッ」

運良く今お店には誰もいなかったので私たちはしばらく泣いていた。

「一希なんて言ってた?」

「今は実家にいるけど私に相応しい人になって帰って来るから待ってて欲しいって、でも、私に好きな人ができたらそっちに行って良いって。」

「そっか...で?絵理奈さんはどうするの?ッ待ってるの?新しく好きな人作る?」

「そんなの1択しかないよ!待ってる!絶対一希くんが帰って来るのを待ってる!」

「まぁ、一希を好きだった絵理奈さんならそうすると思ったよ!」

「え?ばれてたの?!」

「当たり前でしょ?だって俺絵理奈さんの事好きだもん!」

「え?」

「もちろん恋愛感情で!もう今は友達としてだよ?」

「うん!ありがとう!私も大好き」
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