クリスマスのあの日私はあなたに出会えて良かった
『おめでとう〜!』

『先輩方おめでとうございます!』

『これからも頑張ってください!』

そうなにかと言うと今日は私たちの卒業式!

「ありがとう〜」

「絵理奈さん!」

「海斗くん!」

「おめでとうございますぅ...ウゥ...グスッ...」

「もぉ〜泣かないの!」

「だっでぇ〜」

「もぉ〜フフッ」

「後で写真撮ってくださいね?」

「もちろん!」







無事卒業式が終わり、今はみんなと話したりゆっくりしている。

『あ、あの絵理奈先輩...ちょっといいですか?』

「うん...」

「絵理奈告白されるんじゃない?」

なんて友達の誰かが冷やかして来た。

『あの!僕、ずっと絵理奈先輩のことが好きでした!付き合ってください!』

「ごめんなさい。私には好きな人がいるの」

『そうですか...』

「気持ちを伝えてくれてありがとう。凄く嬉しい。」

『あ、あの!』

「ん?」

『これからも頑張ってください!応援しています』

「ありがとう!」

私は今できる精一杯の笑顔を向けた。

ペコッと頭を下げて走っていった。
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