クリスマスのあの日私はあなたに出会えて良かった
「コーヒー美味しかったです。ご馳走さまでした。」

「いえこちらこそありがとうございます。また、お待ちしていますね。」

それから一希くんは少なくても週1多くて週3は来てくれた。

その度に私は一希くんの笑顔にドキドキして鼓動を早くしていた。

(いつからだろう。一希くんを1人の男性として見るようになったのは。)

次はいつ会えるだろう、今日はくるかなってことでバイトのときは頭がいっぱいだった。

そんな中のこと...

「佐々木さん今日から新しい子が入ってくるから。」

元々スタッフはお昼に働いている20代の人と30代の人が1人ずつ、そして夕方から働く私と店長の4人で働いていた。

(新しい人か、年が近い子が良いな。)

「はい。わかりました。ちなみに夕方から入る人ですか?」

「そうだよ。そろそろ来ると思うから。」

「はい。」

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