縁結び~名前も知らない君が好き~


「………………」






「…………………」





話し終わったあと、少しの沈黙が続いた。






「…………泣くほど好きだった?」







「え?」





頬を触ると涙で濡れていた。







「………うっ……ううっ……うっ……」





泣くほど悲しかった事実に気づいたら涙が溢れてきて止まらなかった。


< 40 / 163 >

この作品をシェア

pagetop