縁結び~名前も知らない君が好き~



香夜に言われ前方を向くと、学校一可愛いと言われるほどの容姿をした子が前から歩いてきていた。






私たちはそのまま足を止めて少し廊下の端に寄って彼女が通り過ぎるのを待っていたが――。







ピタッ







三枝さんが私の目の前で立ち止まって、まるで商品を見定めているかのように見てきた。







「なにか?」






なんだろうと思い聞いてみるも返事は無く。しばらくして……。


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