縁結び~名前も知らない君が好き~



「s……さ……さき……咲っ!」







いつの間にか三枝さんの姿は無く、目の前には心配そうな顔をしている香夜だけがいた。







「ごめん、大丈夫だからそんな顔しないでよ……ね?」











――――香夜side






「ごめん、大丈夫だからそんな顔しないでよ……ね?」





そう言ってさっきまで死にそうな顔していたのに無理をして笑う。


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