性悪毒舌アイドルと甘すぎる日常を。
「えっ、ちょ、どこ行くの」
「のん!?」
人気の少ない廊下へ走り、電話をかける。
意識がないのに出られるはずがないのは分かってる。
でも、かけずにはいられなかった。
『…はい』
絞り出したような声が聞こえる。
「碧くん?」
『そうだけど。なに』
…っ
よかった…っ。
意識、戻ってたんだ…。
「心配したんだから…っ!ばかっ!」
『…悪い』
「なんでこうなるまで無理するの…っ」
ネットニュースで入院したことや意識が無いことを知らされたこっちの身にもなってよ…。
『…俺はもう大丈夫だから』
「あなたの大丈夫は全然大丈夫じゃないの!お願いだからもう無理しないで」
ボロボロの東雲碧をこれ以上見たくない。
これ以上無理したら、本当に命が危ないよ…。
『大丈夫だって』
「嘘つかないで」
『ったく。お前はしつけーんだよ。大丈夫っつったら大丈夫だから』
無理していつものトーンを作ってることくらい分かる。
「私もそっち行く」
『はぁ?』
居ても立っても居られない。
顔見なきゃ心配で心配でたまらない。
「のん!?」
人気の少ない廊下へ走り、電話をかける。
意識がないのに出られるはずがないのは分かってる。
でも、かけずにはいられなかった。
『…はい』
絞り出したような声が聞こえる。
「碧くん?」
『そうだけど。なに』
…っ
よかった…っ。
意識、戻ってたんだ…。
「心配したんだから…っ!ばかっ!」
『…悪い』
「なんでこうなるまで無理するの…っ」
ネットニュースで入院したことや意識が無いことを知らされたこっちの身にもなってよ…。
『…俺はもう大丈夫だから』
「あなたの大丈夫は全然大丈夫じゃないの!お願いだからもう無理しないで」
ボロボロの東雲碧をこれ以上見たくない。
これ以上無理したら、本当に命が危ないよ…。
『大丈夫だって』
「嘘つかないで」
『ったく。お前はしつけーんだよ。大丈夫っつったら大丈夫だから』
無理していつものトーンを作ってることくらい分かる。
「私もそっち行く」
『はぁ?』
居ても立っても居られない。
顔見なきゃ心配で心配でたまらない。