性悪毒舌アイドルと甘すぎる日常を。
実結に話すと、即答で「行く!!」と返事が来た。


ササッと待ち合わせ場所を決め、東雲碧とのトーク画面に戻る。


【明日行くことにした】


今日は暇なのか、珍しくすぐに返事が来た。


【り】


知りたがってたくせに冷たくない?


一文字?


人をやかましいだのなんだのディスっておいて、たったの一文字?


と腹を立てていたら、続けざまにメッセージが届いた。


【明日、制服で来たら?】


はぁ…?なぜ??


【日曜だよ?絶対やだ】


前川みるくに少しでも負けないように、可愛い格好していくんだから!


絶対制服では行かない!


【他の男に見られるような格好はしてくんなよ】


え…?


…それって……?


もしや…。


妬いてる…とか…?


いや、まさか、東雲碧に限ってそれはないか。


【それと、俺が使ってるスタジオ以外には絶対行くなよ。声掛けられても断れ】


んん??


これは、もう、確実にそうだよね?


可愛いんだからぁ、まったくもう。


【はいはい】


【ほんとにわかってんのかよ】


【うん】


ま、1番可愛い格好していくけどね。
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