性悪毒舌アイドルと甘すぎる日常を。
「碧くんの素顔をよく知らないから憶測だけど、碧くんものんと同じで頑固で気が強いタイプだと思うんだよね。強がりで、自分の素直な感情を認めたがらないというか」
……。
一緒にされるのは腹立たしいけど、間違ってはない。
「素直になりな?なんで腹が立ったのか、どうしてほしかったのか、ちゃんと伝えたら分かってもらえるはずだよ」
「……言えないよ。前川さんにムカついてるとか、そんな小さいこと…」
「言い方じゃない?のんは言い方が不器用なところがあるからねぇ…」
「じゃあなんて言えばいいの?」
「んー…、前川さんにしてるみたいに私のことも名前で呼んでほしい、とか。私にだけ素顔見せてくれてるのかと思ってたけど、違ったみたいで少し悲しかった、とか」
「…そんな可愛いこと言えないって」
それこそ、前川さんが言えば可愛いんだろうけど、私が言ったってね…。
笑われて終わるに決まってる。
「私がのんにそんなこと言われたら可愛すぎて心臓止まるかも」
「もう…。何言ってんだか…」
「いや、ホントホント。自信持ちなって」
「持てるわけないじゃん…。だって、毎日かわいい子たちと仕事してるんだよ?」
私なんか足元にも及ばない可愛い子たち。
そんな人たちに囲まれていたら、凡人の顔なんてブスに見えて当たり前だ。
……。
一緒にされるのは腹立たしいけど、間違ってはない。
「素直になりな?なんで腹が立ったのか、どうしてほしかったのか、ちゃんと伝えたら分かってもらえるはずだよ」
「……言えないよ。前川さんにムカついてるとか、そんな小さいこと…」
「言い方じゃない?のんは言い方が不器用なところがあるからねぇ…」
「じゃあなんて言えばいいの?」
「んー…、前川さんにしてるみたいに私のことも名前で呼んでほしい、とか。私にだけ素顔見せてくれてるのかと思ってたけど、違ったみたいで少し悲しかった、とか」
「…そんな可愛いこと言えないって」
それこそ、前川さんが言えば可愛いんだろうけど、私が言ったってね…。
笑われて終わるに決まってる。
「私がのんにそんなこと言われたら可愛すぎて心臓止まるかも」
「もう…。何言ってんだか…」
「いや、ホントホント。自信持ちなって」
「持てるわけないじゃん…。だって、毎日かわいい子たちと仕事してるんだよ?」
私なんか足元にも及ばない可愛い子たち。
そんな人たちに囲まれていたら、凡人の顔なんてブスに見えて当たり前だ。