性悪毒舌アイドルと甘すぎる日常を。
「お前はここで降りろ」
学校の最寄り駅付近で一度タクシーが止まった。
いつのまにかマスクとキャップをしていて、誰だかわからない東雲碧がぶっきらぼうに言う。
こんなところで降ろされて、この坂道を一人で歩いて行けと??
この男は優雅に門までタクシーなんだろう。
ムカつくな、本当に。
「あなたが降りてよ。タクシー代は私が払うから」
「酔ってんじゃねーのかよ。お前がそれでいいなら俺が降りるけど」
「じゃあ二人で門まで行けばいいじゃない」
酔ってるけど、朝から坂道は歩きたくない。
「俺が女と一緒に登校してるのがバレたらどうなるかぐらい分かるだろ」
「知らないよそんなの。なら始めから一緒にタクシー乗んなきゃいいじゃない」
「こっちだって乗りたかねぇよ。お前の父親に頼まれたからしょうがなくやってんだ。早く降りろブス」
「ブスって言わないで!このクソ性悪野郎!」
学校の最寄り駅付近で一度タクシーが止まった。
いつのまにかマスクとキャップをしていて、誰だかわからない東雲碧がぶっきらぼうに言う。
こんなところで降ろされて、この坂道を一人で歩いて行けと??
この男は優雅に門までタクシーなんだろう。
ムカつくな、本当に。
「あなたが降りてよ。タクシー代は私が払うから」
「酔ってんじゃねーのかよ。お前がそれでいいなら俺が降りるけど」
「じゃあ二人で門まで行けばいいじゃない」
酔ってるけど、朝から坂道は歩きたくない。
「俺が女と一緒に登校してるのがバレたらどうなるかぐらい分かるだろ」
「知らないよそんなの。なら始めから一緒にタクシー乗んなきゃいいじゃない」
「こっちだって乗りたかねぇよ。お前の父親に頼まれたからしょうがなくやってんだ。早く降りろブス」
「ブスって言わないで!このクソ性悪野郎!」