性悪毒舌アイドルと甘すぎる日常を。
「そ、そうなんだよね〜…。実は好きになっちゃって…」


屈&辱。


「まじ!?のんが!?」


顎が外れる勢いであんぐり口を開ける実結。


「どこらへんが好きなの!?」


「いつ好きになったの!?」


「いや〜…アハハ〜…いつだっけなぁ…」


むしろ嫌いな部類なんだけども。


好きなところなんて一ミリたりとも…。


“二人でやったほうが速い”

“お前が言ってることは正論だと思う”

“お前みたいな真っ直ぐな奴もいるんだな”


……。


なぜ今アイツの言葉が。


…こわ。きも。最悪。


「どこが好きなのか教えてよっ」


こっちが聞きたいわ。


アイツのどこに魅力があんのよ。


まぁ、強いて言うなら…。


「顔」


アイツには顔以外の魅力はない。


顔だけは一流アイドルだ。
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