余命宣告された私が出会ったのは、キスで寿命を伸ばすことのできる人でした。
不意に呼吸が苦しくなってきそうで怖くて、萌はギュッと拳を握りしめた。


「そうだね、わかった」


青い顔をした萌はそう答えるのがやっとだった。
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