余命宣告された私が出会ったのは、キスで寿命を伸ばすことのできる人でした。
中から萌の声が聞こえてくる。
今日も調子が良さそうな声でひとまず安心した。
「萌、入っていいか?」
「うん」
照れくさそうな返事を聞いてからドアを開けた。
その瞬間窓から差し込んでいる光で眩しくて萌の姿が見えなくなった。
けれどそれは光のせいではなく、病室の真ん中に車椅子に座っている萌の姿が眩しかったからだった。
純白のウエディングドレスに身を包んだ萌は照れくさそうに微笑んでいる。
綺麗だ……。
素直にそう感じて、息がつまる。
「タキシード似合うね」
今日も調子が良さそうな声でひとまず安心した。
「萌、入っていいか?」
「うん」
照れくさそうな返事を聞いてからドアを開けた。
その瞬間窓から差し込んでいる光で眩しくて萌の姿が見えなくなった。
けれどそれは光のせいではなく、病室の真ん中に車椅子に座っている萌の姿が眩しかったからだった。
純白のウエディングドレスに身を包んだ萌は照れくさそうに微笑んでいる。
綺麗だ……。
素直にそう感じて、息がつまる。
「タキシード似合うね」