契約婚初夜、冷徹警視正の激愛が溢れて抗えない
身体がゾクゾクしてとっさに声をあげたら、彼が私の耳朶を甘噛みしてきた。
「肌も白いし、すべすべしてて綺麗だな」
耳元で囁かれ、彼のその甘くて低い声が直接脳に響く。
「そ、そんな感想いりません」
恥ずかしくてギュッと目を閉じて文句を言うけれど、彼はやめずに続けた。
「胸だって身体は華奢なのに意外とあるんだな」
「だ、だから、言わないで」
目を閉じていても視線を感じ、腕で胸を隠そうとするも再び彼に阻まれる。
「隠すな。もう全部俺のものなんだから」
その独占欲剥き出しの発言にハッとして目を開ければ、彼と目が合った。
「全部俺のもの?」
彼の言葉の真意がわからなくて聞き返すと、当然のように言われた。
「俺の奥さんだろ?」
この上なく甘い目で言われ、胸に温かいものが込み上げてくる。
「柊吾さん……」
「莉乃。返事は?」
優しい声で問う彼を見つめ、「はい」と頷いた。
その声も、その顔も、彼のすべてが愛おしい。
腹黒くても、紳士じゃなくても……私が欲しいのはこの世でたったひとり。
「肌も白いし、すべすべしてて綺麗だな」
耳元で囁かれ、彼のその甘くて低い声が直接脳に響く。
「そ、そんな感想いりません」
恥ずかしくてギュッと目を閉じて文句を言うけれど、彼はやめずに続けた。
「胸だって身体は華奢なのに意外とあるんだな」
「だ、だから、言わないで」
目を閉じていても視線を感じ、腕で胸を隠そうとするも再び彼に阻まれる。
「隠すな。もう全部俺のものなんだから」
その独占欲剥き出しの発言にハッとして目を開ければ、彼と目が合った。
「全部俺のもの?」
彼の言葉の真意がわからなくて聞き返すと、当然のように言われた。
「俺の奥さんだろ?」
この上なく甘い目で言われ、胸に温かいものが込み上げてくる。
「柊吾さん……」
「莉乃。返事は?」
優しい声で問う彼を見つめ、「はい」と頷いた。
その声も、その顔も、彼のすべてが愛おしい。
腹黒くても、紳士じゃなくても……私が欲しいのはこの世でたったひとり。