海天使
「ん~」



目を細める向羽。

すると陽向が向羽を抱き上げた。

いつまでも向羽の頭を撫でる陽向。

なんだか面白くない...



「陽向...向羽ばっかり...なんで?構ってくれない...」



そう言うと陽向はこっちを向いた。



「向羽が可愛いから」

「どうせ私は可愛くないもん!!」



陽向から顔を背ける。

すると後ろからハグしてくる陽向。



「へ!?」



間抜けな声が飛び出る。



「陽向...?」

「拗ねるなよ。それに、向羽が可愛いのは当たり前だろ!俺と海羽の子供なんだから」



そう言われると...



「それに、浮気なんてしないよ、俺の一番は、いつまで経っても、海羽だから」
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