だから聖女はいなくなった
「ラティアーナという者は、この村にはおりません」
「ですが、ラティアーナ様はこちらの村の方だと。今の聖女のアイニス様が、ラティアーナ様本人から聞いたようです。それに、先ほどもあなたは、数年前に神官がこの村を訪れたと、そうおっしゃいましたよね」
「なるほど。ですが、今の聖女はアイニス様とおっしゃるのでしょう? なぜ前の聖女を探しているのです?」
そう尋ねたカメロンの眼は、笑っていない。
「ラティアーナ様にお伝えしたいことがあるのです」
サディアスは、少しだけ視線を下げた。ラティアーナに伝えたいことはたくさんある。キンバリーのこと、アイニスのこと、神殿のこと、竜のこと。そして、孤児院のこと。
「それは、どういった?」
カメロンの眼が鋭くなった。
「ですが、ラティアーナ様はこちらの村の方だと。今の聖女のアイニス様が、ラティアーナ様本人から聞いたようです。それに、先ほどもあなたは、数年前に神官がこの村を訪れたと、そうおっしゃいましたよね」
「なるほど。ですが、今の聖女はアイニス様とおっしゃるのでしょう? なぜ前の聖女を探しているのです?」
そう尋ねたカメロンの眼は、笑っていない。
「ラティアーナ様にお伝えしたいことがあるのです」
サディアスは、少しだけ視線を下げた。ラティアーナに伝えたいことはたくさんある。キンバリーのこと、アイニスのこと、神殿のこと、竜のこと。そして、孤児院のこと。
「それは、どういった?」
カメロンの眼が鋭くなった。