ごじうおん
お兄ちゃんが1人暮らしをすると聞いたとき
不安がる両親を尻目に、飛びあがる程嬉しくなった。
それから……
キャッチボールもせずに、使い走りにもされず
フォークソングを聞くこともなく。
のんべんだらりと、毎日を過ごした。
数年後、三日月の夜。
お兄ちゃんは突然戻ってきた。
不安がる両親を尻目に、飛びあがる程嬉しくなった。
それから……
キャッチボールもせずに、使い走りにもされず
フォークソングを聞くこともなく。
のんべんだらりと、毎日を過ごした。
数年後、三日月の夜。
お兄ちゃんは突然戻ってきた。