ごじうおん
季節によって「明日」と「今日」の境目がズレたって私は構わない。

けれど、せわしない人たちが作った「時間」という定義は、そのズレを嫌っている。


だから一日を24個に分け、真夜中に境界線を作ったのだろう。

だけれど、人間が長年培ってきた感覚として遺伝子に埋め込まれた「今日」と「明日」の認識はあまり変わっていないようだ。

さっきの「また明日」の一言のように。


「時間」という定義、実のところ人間に合っていないのかもしれない。
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