ごじうおん

こ:小鳥の与太話

「なぁなぁ、兄ちゃん。ちょっと相手していってぇな。」

「何だどうした。」

「あのでっかいのが、いつもウチのこと指さして“ことり”っていうねん。」

「ふんふん。」

「んでな、灰色の旦那が近づくと“とり”っていってんねん。」

「ほうほう。で、それがどうした?」

「それや!ウチと灰色の旦那の差は、あの“こ”だけなんよ。あの“こ”ってどういう意味なん?」

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