碧色日和
 もちろん書いていた小説とテーマが合っていて、他に投稿していなかったのならそのまま応募も出来るのですが春瀬には手持ちはない。

 というか、文字数規定もありました。
 12~14万字です。


 なんじゃその文字数……!
 と、当時一番長くて6万字だった春瀬は、その倍書き上げなくてはならない事実に震えつつ、でも三浦先生が待っている。(待ってない)

 これは挑戦するしかない、と。


 ちなみに当時の3月末締め切り。
 ラブシーンは三ケ所以上。

 1ヶ月半ほどで10万字以上書かなくてはならず、(締め切りまでに完結していなくても10万字超えていればOKでした)文字数だけでなくはじめての締め切りという存在を目の当たりにした私はとにかく表示されているメインテーマとサブテーマを眺め続けました。

 何か思い付かないかなって。


 メインテーマは確定で決まっている『忘れられない出会い』
 サブテーマはいくつかあるうちから3つ以上選ぶことになっており、私は『異世界』『魔法』『身分制度』を選択。
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