最強メイド!おぼっちゃまたちをお守りします!
柊さんについて行って、やっとリビングルームに来ることが出来た。
柊さんがドアを開けて入っていくと、「しゅうにーちゃん!」と小さい子の声が聞こえる。
「ああ、紫苑。もう来てたんだね、早いな」
柊さんはしゃがんで三歳くらいのかわいい男の子と視線を合わせると、ふわふわの薄茶の髪をなでていた。
優しくほほ笑んでいて、そんな表情も出来るんだなーって不思議な気分になる。
「早いって、兄さんが遅いだけだろ? 何ゆっくりしてたんだよ?」
次いで、あきれた声がする。
見ると、ソファーに座っていたこげ茶の髪と目を持つ私と同い年くらいの男の子と目が合った。
「で、あんたは?」
にらむように言われてちょっとビクッとなる。
でも、彼と一緒に中にいた登代さんが私に気づいて近くに来てくれた。
「遅かったですね? もしかして迷いましたか?」
言い当てられ「はい、すみません」と首をすくめながらあやまると、登代さんは首を横に振る。
「いえ、私が迎えに行けばよかったのです。ごめんなさいね」
きつそうな表情はそのままだけど、やっぱり登代さんは優しい人なんだなって安心した。
柊さんがドアを開けて入っていくと、「しゅうにーちゃん!」と小さい子の声が聞こえる。
「ああ、紫苑。もう来てたんだね、早いな」
柊さんはしゃがんで三歳くらいのかわいい男の子と視線を合わせると、ふわふわの薄茶の髪をなでていた。
優しくほほ笑んでいて、そんな表情も出来るんだなーって不思議な気分になる。
「早いって、兄さんが遅いだけだろ? 何ゆっくりしてたんだよ?」
次いで、あきれた声がする。
見ると、ソファーに座っていたこげ茶の髪と目を持つ私と同い年くらいの男の子と目が合った。
「で、あんたは?」
にらむように言われてちょっとビクッとなる。
でも、彼と一緒に中にいた登代さんが私に気づいて近くに来てくれた。
「遅かったですね? もしかして迷いましたか?」
言い当てられ「はい、すみません」と首をすくめながらあやまると、登代さんは首を横に振る。
「いえ、私が迎えに行けばよかったのです。ごめんなさいね」
きつそうな表情はそのままだけど、やっぱり登代さんは優しい人なんだなって安心した。