最強メイド!おぼっちゃまたちをお守りします!
杏くんが連れ去られてパニックになった私を抱きしめてくれた柊さん。
望乃って呼び捨てで呼ばれて、ギュッと抱きしめられて、大きく心臓が鳴った。
あの瞬間理解したんだ。
私の柊さんへの気持ちはただの憧れじゃなくて恋なんだって。
私は軽く息を吸って柊さんに向き直る。
この気持ちを秘めたまま別れたくないって思ったから。
柊さんが私の【ウニークス】であってもなくても、柊さんが私の気持ちにこたえてくれるかはわからない。
それでも、これでお別れになるなら伝えたいって思ったんだ。
「柊さん、私柊さんに伝えたいことがあるんです」
「え?」
「私、柊さんのことが……異性として、す――」
「わー、待った!」
好きだなって思った気持ちを真っ直ぐ伝えようとしたのに、あわてた柊さんに手のひらで口を押さえ止められてしまった。
「ホント、望乃さんは真っ直ぐすぎるよ。不意打ち過ぎて先に言わせるところだったじゃないか」
あせりを落ち着かせるようにフーと息を吐いた柊さんは、ホッとした笑みを浮かべる。
でも止められて不満な私は眉を寄せた。
柊さんは「ごめん」と口にして手を離すと、私の好きなふわりとした笑みを浮かべて話し出す。
「でも、それは僕の方から言わせて?」
「え?」
「好きだよ」
「……え?」
唐突すぎて一瞬何を言われたのか分からなかった。
私が理解しようとしているうちに柊さんは続ける。
望乃って呼び捨てで呼ばれて、ギュッと抱きしめられて、大きく心臓が鳴った。
あの瞬間理解したんだ。
私の柊さんへの気持ちはただの憧れじゃなくて恋なんだって。
私は軽く息を吸って柊さんに向き直る。
この気持ちを秘めたまま別れたくないって思ったから。
柊さんが私の【ウニークス】であってもなくても、柊さんが私の気持ちにこたえてくれるかはわからない。
それでも、これでお別れになるなら伝えたいって思ったんだ。
「柊さん、私柊さんに伝えたいことがあるんです」
「え?」
「私、柊さんのことが……異性として、す――」
「わー、待った!」
好きだなって思った気持ちを真っ直ぐ伝えようとしたのに、あわてた柊さんに手のひらで口を押さえ止められてしまった。
「ホント、望乃さんは真っ直ぐすぎるよ。不意打ち過ぎて先に言わせるところだったじゃないか」
あせりを落ち着かせるようにフーと息を吐いた柊さんは、ホッとした笑みを浮かべる。
でも止められて不満な私は眉を寄せた。
柊さんは「ごめん」と口にして手を離すと、私の好きなふわりとした笑みを浮かべて話し出す。
「でも、それは僕の方から言わせて?」
「え?」
「好きだよ」
「……え?」
唐突すぎて一瞬何を言われたのか分からなかった。
私が理解しようとしているうちに柊さんは続ける。