最強メイド!おぼっちゃまたちをお守りします!
「さっきは間に合わないかと思ったわ。護衛の望乃ちゃんのおかげで助かったわね」
「あ、はい」
ヴァンパイアの身体能力をしっかり見たのに、玲奈さんは驚かないのかな?
大抵は人間離れしてるって言うのに。
あまりにもすんなり受け入れられてて不思議に思っていると、腕の中の紫苑くんがもぞっと動いた。
「ののねーちゃん」
「ん? なに、紫苑くん?」
「これ、どーぞ」
「え?」
差し出された小さな手のひらを見ると、そこには可愛らしい桜の花があった。
「桜?」
「どーぞ」
「あ、ありがとう」
戸惑いつつも受け取ると、玲菜さんが説明してくれる。
「紫苑さま、望乃ちゃんと仲良しになりたかったんですね」
微笑む玲奈さんが言うには、桜が満開のときに玲菜さんが取ってあげた桜を紫苑くんは一輪ずつ家族や仲の良いお手伝いさんに渡していたのだそうだ。
だから私と仲良しになりたくて桜の花が欲しかったのかもしれないって。
「あ、はい」
ヴァンパイアの身体能力をしっかり見たのに、玲奈さんは驚かないのかな?
大抵は人間離れしてるって言うのに。
あまりにもすんなり受け入れられてて不思議に思っていると、腕の中の紫苑くんがもぞっと動いた。
「ののねーちゃん」
「ん? なに、紫苑くん?」
「これ、どーぞ」
「え?」
差し出された小さな手のひらを見ると、そこには可愛らしい桜の花があった。
「桜?」
「どーぞ」
「あ、ありがとう」
戸惑いつつも受け取ると、玲菜さんが説明してくれる。
「紫苑さま、望乃ちゃんと仲良しになりたかったんですね」
微笑む玲奈さんが言うには、桜が満開のときに玲菜さんが取ってあげた桜を紫苑くんは一輪ずつ家族や仲の良いお手伝いさんに渡していたのだそうだ。
だから私と仲良しになりたくて桜の花が欲しかったのかもしれないって。