最強メイド!おぼっちゃまたちをお守りします!
第4話 宵満学園
私たちが通うのはお金持ちの子が行く宵満学園っていう学校らしい。
なじめるか心配だけれど、護衛として一ヶ月だけ通う予定だしそこまで気にしなくても良いかな?
そう思っていたけれど、杏くんは登校中の車の中で目も合わせようとしてくれないし、柊さんは全く私に興味がないのか目が合っても無反応。
護衛対象とこんな感じで本当に大丈夫かな?
先が思いやられる。
そうして迎えた入学式。
生徒会長として壇上であいさつをする柊さんを私はポカンと口を開けて見上げていた。
「新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。在校生を代表して、歓迎の意を表したいと思います」
数十分前までの無表情な柊さんと同一人物とは思えないキラキラな笑顔。
まさに王子様だった。
周囲の女子生徒は完全に見ほれてる。
なにこれ?
二重人格?
それとも私の目がおかしくなった?
「常盤様、一段と凛々しくなってるね」
「うん。初等部の頃からカッコ良かったけど、更に素敵になってるよね」
すぐ近くの女子からヒソヒソと話す声が聞こえる。
宵満学園は小、中、高のエスカレーター式だから、前から柊さんのことを知っている子も多いみたい。
なじめるか心配だけれど、護衛として一ヶ月だけ通う予定だしそこまで気にしなくても良いかな?
そう思っていたけれど、杏くんは登校中の車の中で目も合わせようとしてくれないし、柊さんは全く私に興味がないのか目が合っても無反応。
護衛対象とこんな感じで本当に大丈夫かな?
先が思いやられる。
そうして迎えた入学式。
生徒会長として壇上であいさつをする柊さんを私はポカンと口を開けて見上げていた。
「新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。在校生を代表して、歓迎の意を表したいと思います」
数十分前までの無表情な柊さんと同一人物とは思えないキラキラな笑顔。
まさに王子様だった。
周囲の女子生徒は完全に見ほれてる。
なにこれ?
二重人格?
それとも私の目がおかしくなった?
「常盤様、一段と凛々しくなってるね」
「うん。初等部の頃からカッコ良かったけど、更に素敵になってるよね」
すぐ近くの女子からヒソヒソと話す声が聞こえる。
宵満学園は小、中、高のエスカレーター式だから、前から柊さんのことを知っている子も多いみたい。