最強メイド!おぼっちゃまたちをお守りします!
「ははっ! メイドのお嬢ちゃんも護衛なのかな? 可愛い顔に傷をつけたくなければ大人しくしておいた方がいいぞ?」
「心配いりませんよ。私、強いので」
会話をしながら、私は意識を戦闘モードに切り替えていく。
ケガをさせるつもりはないみたいだけれど、三人をかどわかそうとしてるんだから手加減しなくていいよね。
クロちゃん、やっと出番だよ。
私は心の中で呼びかけ、メイド服のスカートをグッとたくし上げた。
「なっ!?」
「ちょっ、望乃!?」
後ろの方から柊さんと杏くんの驚きの声が聞こえる。
何をそんなの驚いているのかな? って思いながら、私は自分の太ももに固定していたベルトからクロちゃんを取り出した。
十五センチくらいの黒い棒・クロちゃんを強く一振りして、その勢いで伸びたところを引っ張る。
カチカチッと固定される音がして、一メートルくらいの一本の棒になった。
構えると、さすがにただの中学生とは思わなくなったみたい。
覆面男たちは臨戦態勢になった。
「ただ者じゃあないってことかな? じゃあ、早くすませるとするか」
そう言って彼らはいっせいに動き出す。
たくさんの男が一斉に向かってきたけれど、ヴァンパイアの私からすれば大した意味はない。
この中に【朧夜】のヴァンパイアがいたら話は違っていただろうけれど、動きを見た限りみんな人間みたいだったし。
「このっ! ちょこまかと!」
素早く動く私について来れない覆面男たち。
そんな彼らを私はクロちゃんで突いたり払ったりして倒していく。
「心配いりませんよ。私、強いので」
会話をしながら、私は意識を戦闘モードに切り替えていく。
ケガをさせるつもりはないみたいだけれど、三人をかどわかそうとしてるんだから手加減しなくていいよね。
クロちゃん、やっと出番だよ。
私は心の中で呼びかけ、メイド服のスカートをグッとたくし上げた。
「なっ!?」
「ちょっ、望乃!?」
後ろの方から柊さんと杏くんの驚きの声が聞こえる。
何をそんなの驚いているのかな? って思いながら、私は自分の太ももに固定していたベルトからクロちゃんを取り出した。
十五センチくらいの黒い棒・クロちゃんを強く一振りして、その勢いで伸びたところを引っ張る。
カチカチッと固定される音がして、一メートルくらいの一本の棒になった。
構えると、さすがにただの中学生とは思わなくなったみたい。
覆面男たちは臨戦態勢になった。
「ただ者じゃあないってことかな? じゃあ、早くすませるとするか」
そう言って彼らはいっせいに動き出す。
たくさんの男が一斉に向かってきたけれど、ヴァンパイアの私からすれば大した意味はない。
この中に【朧夜】のヴァンパイアがいたら話は違っていただろうけれど、動きを見た限りみんな人間みたいだったし。
「このっ! ちょこまかと!」
素早く動く私について来れない覆面男たち。
そんな彼らを私はクロちゃんで突いたり払ったりして倒していく。