最強メイド!おぼっちゃまたちをお守りします!
「さっきお手洗いに行くって言ってたよ?」
「そっか、わかった」
そうして私から離れて行く梶くんを見てホッとする。
顔を上げたついでに杏くんの様子を確認しつつ、私はまたスマホに視線を移した。
柊さんのマークは学園の敷地から移動していない。
ちゃんと学園の中にいる事がわかって安心する。
ホッとしつつも、早くこんな状況終わって欲しいなって思う。
さらわれたら当然助けに行くけれど、授業中は柊さんの近くには行けないし……。
不安を抱えたままの護衛は正直気が気じゃない。
でも、それはそれでまた別の感情が沸く。
「でも、無事に契約成立したらみんなとはお別れなんだよね……」
それを考えると、胸にたくさんの隙間が出来てしまう気がした。
懐いてくれている可愛い紫苑くん。
素っ気ないところもあるけれど、家族思いで私のことも気にかけてくれる杏くん。
そして私の【ウニークス】かもしれない柊さん。
恋か、憧れか。いまだにわからないけれど、好きだなって思える相手。
三人の顔が浮かんで、離れるのは寂しいなって思った。
「そっか、わかった」
そうして私から離れて行く梶くんを見てホッとする。
顔を上げたついでに杏くんの様子を確認しつつ、私はまたスマホに視線を移した。
柊さんのマークは学園の敷地から移動していない。
ちゃんと学園の中にいる事がわかって安心する。
ホッとしつつも、早くこんな状況終わって欲しいなって思う。
さらわれたら当然助けに行くけれど、授業中は柊さんの近くには行けないし……。
不安を抱えたままの護衛は正直気が気じゃない。
でも、それはそれでまた別の感情が沸く。
「でも、無事に契約成立したらみんなとはお別れなんだよね……」
それを考えると、胸にたくさんの隙間が出来てしまう気がした。
懐いてくれている可愛い紫苑くん。
素っ気ないところもあるけれど、家族思いで私のことも気にかけてくれる杏くん。
そして私の【ウニークス】かもしれない柊さん。
恋か、憧れか。いまだにわからないけれど、好きだなって思える相手。
三人の顔が浮かんで、離れるのは寂しいなって思った。